iOSアプリデザイン「カレー屋GO」

デザイン

2020年6月下旬にリリースされたiOSアプリ「カレー屋GO」のデザインを担当させて頂きました。開発者はカレーをこよなく愛するエンジニア集団です。

このアプリは、「いま自分がいる場所の近くにあるカレー店を、距離が近い順にリストアップ」してくれるというスグレモノです。例えば仕事で土地勘のない街に行った先で突然「カレー食べたい!」と禁断症状が出てしまった時などに大変重宝します。生活圏なのに存在を知らなかったカレー店を発見することも可能です。

もちろん任意の地点に点在するカレー店を検索することもできるので、お出かけ予定がある時など、事前にカレー店を比較検討することも出来ます。日本全国のカレー店をカバーしてますので、国内のどの都市圏でも大丈夫。カレー中毒な人のためのライフセーバー的な画期的アプリといえます。

カレー屋GO アイコン

デザイン案

アプリをビジュアル的にどう見せるか、ユーザインタフェース(UI/UX)をどうするか、という部分をお手伝いさせていただきました。プログラマ目線とユーザ目線の両方を考えつつデザインするのはなかなか楽しかったです。

特にアプリ用アイコンは、アプリの存在感を左右するものなので、かなり時間を費やして複数案を比較検討しました。現在のアイコンは満場一致でOKが出たもので、自分でも気に入ってます。

以下は開発中に提案した案です。主にPhotoshopで制作しています。このデザイン案をもとにプログラミングするのは非常に大変だったと思いますが、実際のアプリを見ると驚異的なコーディング技術による想像を超えた出来栄えとなっています。開発者の深いカレー愛を感じます。

カレー屋GOスプラッシュ画面

↑たとえばこちらのスプラッシュ画面の案(実物とは異なります)。静止画でも成立するところ、実際のアプリではカーテンが左右に開くアニメーション効果が使われています。また、各カレー画像がデバイスの画面サイズに合わせて自動調整されるなどめちゃくちゃ芸が細かいです。

カレー屋GO 一覧画面

↑こちらは一覧画面の案です(実物とは異なります)。現在地からの距離スケールをグラデーションで表現したところ、アプリ上で距離ポインタがスライド移動するというきめ細やかなUIが追加されててビックリでした。実装するの結構大変だったらしいので、拍手お願いします。

カレー屋GO 詳細画面

↑こちらは詳細画面の案です(実物とは異なります)。実際のアプリでは表示される情報量がもっと多く、お気に入りを追加して自分の好きなカレー店の一覧を作成することも可能になっています。店舗の詳細情報と共に地図が表示されているので、お店の場所も一目瞭然です。さらに地図上で他のカレー店候補をタップすると、その場でお店情報が切り替わるので、簡単にカレー店同士を比較検討することもできます。

「カレー屋GO」が気になった方は、ぜひApp Storeでダウンロードしてみてください!

残念なお知らせ

追記:残念ながら「カレー屋GO」は2021年6月に提供を断念することになりました。。。

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naochka

長年IT業界でWeb+デザインをやってました。いまはWordPress中心です。やや技術的な話が多いですが、なぜか世界中あちこち放浪してた関係でたまに想い出を綴ってたりもします。 Wall Street Journalを読む会の英語ナビゲーターやってました。(実は帰国子女)

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